「1年程度」の延期が24日に決まった東京オリンピック(五輪)・パラリンピック。競技会場となる予定だった施設への影響も大きい。すでに決まっていたイベントの再調整や、仮設施設の撤去などの対応が待ち構える。

 展示会やコンサート会場となる施設では、すでに2021年夏のイベントの契約や仮予約が始まっていた。「我々は利益を出さなければいけない。今年1年はなんとか調整したが、それをもう1年、というと打撃が大きい……」。ある施設の関係者は打ち明ける。

 重量挙げ会場となる「東京国際フォーラム」は2年前からイベントなどの予約ができるため、「来夏もすでにご予約が入っている状況です」(担当者)。レスリングなど3競技の会場となる「幕張メッセ」やバスケットボール会場となる「さいたまスーパーアリーナ」でも、大型展示会やコンサートの調整が進んでいたという。

 また、柔道や空手会場になる日本武道館では例年、8月に全国戦没者追悼式のほか、数万人の子どもが集まる武道の全国大会もある。「目に見えない敵だからやむをえないが、この先どうなるのか」と担当者もこぼす。