東京五輪の聖火を東日本大震災の被災地でともす「復興の火」の展示が24日、福島市のJR福島駅東口の駅前広場であった。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、観覧は1人15秒に限定されるなど異例の対策が取られる中、約3千人(県発表)が集まった。

 セレモニーでは震災があった2011年3月11日に生まれた子どもたちが登壇し、ランタンの火種を聖火皿に移した。同市の小学3年の橋本栞(しおり)さん(9)は「ランタンはちょっと重かった」と話した。

 新型コロナウイルス対策として、会場では間隔を空けて列に並ぶことや両手のアルコール消毒など注意喚起の放送が何度も流れた。雪がちらつく中、列に並んだ同市の舩山文子さん(61)は「大きくて迫力があった。でも、観覧時間が短くて。あっと言う間でした」と話した。

 復興の火は25日、いわき市のアクアマリンパークで展示される。(力丸祥子)