新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京五輪の聖火ランナーによるリレーが見送られる方針が示された。31日と4月1日に迫っていた出番を奪われた群馬県内の聖火ランナーたちに大きな波紋が広がった。

 「人生で一度きりのチャンスだったのに。悔しい」

 沼田市の中学1年の木幡(こわた)悠紀君(13)は声を詰まらせた。2011年の東京電力福島第一原発事故で福島県南相馬市から沼田市に自主避難し、聖火リレーを走ることで「福島にいる祖父母に元気な姿を伝えたい」と当日を待ちわびていた。