東京五輪の開催延期が現実味を帯びてきた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相は23日、延期を容認する考えを初めて表明。宮城県内の選手や聖火走者、関係者らは理解を示す一方、開催時期が見通せないことに戸惑いもみせた。

 東京五輪は7月24日~8月9日の予定だが、代表選考の大会が中止された種目もある。カヌースプリントもその一つ。石巻市出身の代表候補、永沼崚(りょう)さん(25、ユアテック所属)は延期の可能性に「仕方ない。受け入れざるを得ない」と話した。

 石巻商業高2年生だった9年前、震災で2、3カ月練習できなかった。それを思えば「練習できることがありがたい」という。「もどかしい部分はあるが、ぶれずに練習を続けたい」