大相撲春場所14日目の21日、2敗対決で白鵬が碧山に貫禄勝ち。鶴竜は行司差し違えの末に朝乃山を下した。優勝は両横綱に絞られた。2013年九州場所の日馬富士―白鵬戦以来となる千秋楽の横綱相星決戦で、白鵬が勝てば最多を更新する44度目、鶴竜が勝てば昨年名古屋場所以来7度目の優勝となる。大関を狙う朝乃山は横綱に2連敗して4敗に後退。関脇正代が勝ち越した。

 鶴竜は頭から、朝乃山は左ひじから落ちていった。軍配は朝乃山。しかし、5人中3人の審判が「朝乃山のひじがつくのが早い」とみた。紙一重の差で、横綱が大一番を制した。

 鶴竜にとっては完全な負け相撲だった。右四つで胸が合い、相手十分な形に。ただ、ここから勝負勘がさえた。攻め込まれた時に、とっさに左を巻き替えた。さらに投げを打たれながら、結び目をつかんだ左手で投げを打ち返した。