五輪の聖火が航空自衛隊松島基地に到着する記念に、地元の宮城県東松島市の子どもたちには18日、特別な給食がでるはずだった。ところが、新型コロナウイルスの影響で学校自体が休校に。それなら、同じメニューのお弁当を家で楽しんでもらおう--。1軒のレストランが動いた。

 JR仙石線の陸前小野駅近くで洋食店を開く阿部真純(ますみ)さん(43)と二宮真美(まみ)さん(43)が未明から、123個のお弁当を作った。ジャガイモとウィンナーを炒めたデンマークの家庭料理「ビクセメズ」と、ギリシャ料理の野菜スープなど10品の豪華メニューだ。

 東松島はデンマークのホストタウン。聖火を採取するギリシャとをつなぐ思いを込め、品目は市の学校給食センターが発案した。市内の小中学校に振る舞われる予定だった。19日に卒業式がある小学6年生にとっては全員で楽しむ最後の給食のはずだった。