東松島市の松島基地に20日に到着する聖火を、地元では19日夜、住民らが約1千本の「竹あかり」で出迎える。震災犠牲者の鎮魂や復興支援への感謝の思いを込めた取り組みだ。

 地元企業や住民ら20人ほどの有志が「竹あかりの街 奥松島プロジェクト」を立ち上げ、1月上旬から作り始めた。材料は特産のカキの養殖で使われる竹の廃材だ。電動ドリルで竹の側面に穴を開けて模様を描いた竹灯籠(とうろう)の中にLEDライトを入れると、竹あかりが浮かび上がる。

 2月のワークショップには、市内外から約100人が参加。市での東日本大震災による死亡・行方不明者数と同じ1133本を準備した。

 竹あかりは19日午後7時~9時、同市野蒜(のびる)の東日本大震災復興祈念公園や東名運河の河川敷などで点灯される。有志の三井紀代子さんは「『復興五輪』なので、支援してくれた皆さんへ感謝の思いを伝えたい。『竹あかりの街』として地域を盛り上げることにもつながれば」と話す。(山本逸生)