宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地で13日、航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」がカラースモークを使って上空に五輪マークを描いた。基地で20日に催される東京五輪の聖火到着式で披露するのを前にした本番想定の訓練で、報道各社に公開した。

 これまでは沖合でカラースモークを使って訓練してきたが、陸上で実施するのは初めて。予備機を含め12機が参加し、上空1500メートルと800メートルの2カ所の高さで計3回、五つの輪を描くことにすべて成功した。

 黄色のスモークを担当する6番機の佐藤貴宏1等空尉(34)は岩手県山田町の出身で、同県大船渡市の高校に通った。パイロット同士が無線で呼び合う「TAC(タック)ネーム」は「リアス」。震災からのいち早い復興を願い、リアス式海岸にちなんで名前につけた。

 佐藤さんは「上空から被災地を見ると道路や橋ができ、徐々に復興してきたと感じるが、まだまだ完全ではない。当日はいいフライトを見せ、多くの被災者を元気づけたい」と話した。目視で他機体との距離を保って飛行隊形を取っており、精度をさらに高めて本番を迎えたいという。(岡本進)