ライスボウル4連覇を達成した富士通フロンティアーズの選手が2月22日、海陽中等教育学校(愛知県)で同校の生徒、保護者に向けて講演を行った。

2006年4月に開校した海陽中等教育学校は、日本経済を牽引する数々の企業が賛同して設立された中高一貫教育の全寮制の学校。生徒が生活する寮(ハウス)には、様々な分野の企業から若手社員がフロアマスターとして赴任し、生徒たちの相談相手になっている。

今回の講演会は、富士通株式会社から赴任した名倉七海フロアマスターと、関学大OBで赴任前は名古屋サイクロンズでプレーしていた鈴木秀真フロアマスター(JXTGエネルギー株式会社)の企画によるもの。富士通フロンティアーズからは、DB海島裕児(立命)、OL佐嶋優輔(関大)、RB高口和起(日大)、WR柴田源太(慶應)、LB大橋智明(桜美林)の5名が参加。ライスボウル4連覇を達成したフロンティアーズの選手が仕事とフットボールをいかに高いレベルで両立しているのか、学生時代はどんな経験をしたのかなどを、中学1年生から高校2年生まで100名以上の生徒と保護者にパネルディスカッション形式で伝えた。

「お話を聞いてスポーツだけでなく、仕事においても初心が大事だと思いました。できる人は当たり前のことを当たり前にできていることが分かりました」

アメリカンフットボール部で今季主将を務めるDB髙橋和音さん(高2)は、常に初心を忘れないことを学んだという。

「体つくりにおいても、サプリメントではなくまずは普段の食事メニューを大切にしている話を聞いて、成長するためには特別なことが必要だと思っていましたが、お話を聞いて原点に返ることが大事だと分かりました」

野球部に所属する大澤卓晃さん(中3)は、基本の大切さを改めて認識した。

「学生時代に優勝ができないことが決まった後、後輩のために最後まで戦い続けたお話を聞いて、すごいなと思いました」

同じく野球部の鈴山彬さん(中3)は、他の人のために頑張ることの価値に感銘を受けたという。

「中学生を相手に話をする経験がなかったので、表現の仕方や言い方にとても悩みました」(DB海島)

「普段から心がけていることですが、言葉にして発する機会をいただけたことで、自分自身も思い返すことができました」(LB大橋)と、富士通の選手たちにとっても有意義な時間になったようだ。