奈良県葛城市当麻の市相撲館けはや座で27日、新しい土俵の完成を祝う「土俵地鎮祭」が開かれ、横綱の白鵬関が四股を披露した。

 けはや座が今年5月に開館30周年を迎えるのにあわせ、市は3日間かけて土俵を作り直した。表面の土を削り、新しい土を乗せて専用の機械でならし、さらに手作業で固めたという。

 白鵬関は真新しい土俵に上がり、力強い四股を披露。足を高く上げたり、土俵の感触を確かめるようにすり足でゆっくり歩いたりした。観客は白鵬関の一つ一つの所作を声も出さず、じっくりと見つめていた。

 四股を終えた白鵬関は「立派な土俵ですばらしい。四股やすり足に邪気を追い払うという気持ちを込めました」と語った。近くに住む足高善七さん(80)は「四股を見ながら、やっぱり横綱は大きいなと思いました」と話した。(田中祐也)