新潟医療福祉大(新潟市)職員の佐藤綾選手(25)は昨夏、競泳の世界選手権女子リレーで7位に入賞し、東京五輪を目指せる位置に立った。学生時代から一歩ずつタイムを縮め、社会人2年目で日本代表に入った「遅咲き」だ。「まわりを笑顔にする存在になりたい」と大舞台を見据える。

 佐藤選手が新潟医療福祉大に入ったのは2013年4月。その前年、長野東高校(長野市)時代にインターハイ100メートル自由形で5位に入賞した。

 練習は人一倍、熱心だった。国体や日本学生選手権(インカレ)で3位以内の好成績を連発し、ユニバーシアードの代表にも選ばれた。しかし、4年生の夏、目標だったリオ五輪代表にはなれず、一時は引退を決意し、就職活動もした。競技続行を決めたのは、大学の下山好充監督(48)から「東京五輪まで1年ごとに続けるか考えてみては」と諭されたこともあったからだ。