名横綱・双葉山(1912~1968)が大関時代に土俵入りで使った化粧回しが20日、中津東高校同窓会「箭山(ややま)如水会」から大分県中津市に寄託された。市歴史博物館で4月1日から展示される。

 寄託されたのは、双葉山が1937(昭和12)年の1月場所で全勝優勝したことを記念して百貨店の高島屋が贈った化粧回し。その後、双葉山から同校の前身となる旧制中津商業学校相撲部OBらでつくる「中津双葉山会」に寄贈された。贈呈時期は不明という。縦134センチ、横68センチで、絹地に金糸で「全勝」などの文字が刺繡(ししゅう)されている。

 宇佐市出身の双葉山は12歳ごろから、中津市内で銭湯を営む親類宅の手伝いをしていた。同市内であった相撲大会での活躍をきっかけに県警察部長だった双川喜一の目にとまり、15歳で立浪部屋に入門。前人未到の69連勝を果たす大横綱への道を歩む。中津双葉山会は初の後援会として、双葉山を支え続けたという。