! 熊本城マラソンが16日、熊本市内を走るコースで開かれ、フルマラソン、30キロロードレース、3キロのファンランに県内外から計1万4110人が参加した。あいにくの雨の中、ランナーたちは沿道からの熱い声援を受けながらゴールを目指した。

 「最後の試練を乗り越えた。みなさんありがとう」。3キロのファンランに挑戦した元熊本市職員の高松博志さん(64)は、3度の大病に見舞われ、苦しいリハビリを乗り越えての参加だった。

 2007年10月、脳出血に襲われた。「これまで積んだ社会経験を人を育てるために生かしたい」と、企業誘致や地元企業の振興に携わってきた市職員を辞め、中小企業診断士の資格を生かせるビジネススクールを開いたばかりだった。紙を何度も落としたり、壁に体をぶつけたりする違和感に気付き、早めに仕事を切り上げて自宅で休んでいるとソファで意識を失った。救急搬送されたがわずかな出血で済んだため、1週間ほどで退院できた。