! 夏の東京五輪の開会式式典でのアイヌ伝統舞踊が見送られる方針が、7日明らかになり、関係者の間からは落胆の声が漏れた。一方開閉会式の総合演出を統括する狂言師の野村萬斎さんは、何らかの形でアイヌ民族の参画を考える意向も示した。

■参画、別の形検討

 野村萬斎さんは7日、東京都内で「(アイヌ舞踊は)式典の制約のなかではまり切らなかった」と説明。また関係者によると、北海道アイヌ協会側には1月末、内閣官房アイヌ総合政策室から、開会式でのアイヌ舞踊の披露が難しいとの説明があったという。札幌で開かれる五輪マラソン・競歩に合わせた披露の検討を、札幌市との間で進めることも伝えられたという。

 朝日新聞の取材に、同総合政策室は「大会組織委員会の関係者が検討しているという以外には把握していない」、札幌市スポーツ局の担当者も「具体的なことについては市の立場としてお答えできることはない」としている。