! 昨年まで5回開かれた「さいたま国際マラソン」の今年の開催見送りが27日、正式に発表された。併せて、五輪や世界選手権の代表選考会になっていた位置づけは「昨年まで」とも公表。来年以降については、日本陸連、埼玉県、さいたま市を含む主催5者で検討するが、同市は、市民マラソンの開催を視野に協議を続けたい構えだ。

 さいたま国際マラソンは、2014年に終了した横浜国際女子マラソンを引き継ぐ形で、15年から毎年開かれた。コースに起伏が多いことなどが指摘され、コース変更は3回行われた。しかし、国内有力選手の足は遠のき、東京五輪の選考レースだった昨年の大会に出場した国内招待選手は、わずか1人だった。

 市にとって、国内外から一流選手が参加する大会は「都市イメージを発信することができる絶好の機会」(清水勇人市長)だった。昨年の大会には、主催者のなかで最も多い2億5千万円を支出し、資金面でも下支えしてきた。世界トップ選手が出場する自転車ロードレース「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」と並ぶ一大イベントだった。