! 徳島県美波町と牟岐町の沿岸部で26日、山道や海岸に設けられたコースを行く「千羽海崖(せんばかいがい)トレイルランニングレース」があった。2009年に始まり今大会が11回目。距離別の2コースで個人やペアなどの部門に分かれ、北海道から九州までの全国各地や中国から、総勢635人が挑んだ。

 距離の長いクラスは、竜宮公園(美波町)を出発し、県立牟岐少年自然の家(牟岐町)で折り返して大浜海岸(美波町)に戻る37キロのコース。ほとんどが登山道や林道で、高低差が400メートル以上ある。山道は夜に降った雨の影響でぬかるみ、参加者を苦しめた。

 最大の難所の一つが、折り返し直後の18~20キロ地点。県南部にみられるリアス式海岸がコースに含まれている。山を下ったところに待ち受けるのは、砂浜と断崖絶壁の岩場で、水しぶきをたてながら岩を打つ波音が響く。参加者は「とんでもない……」「キャー」といった声を上げながら海に足を踏み入れ、崖にしがみつきながら一歩一歩進んでいった。海岸の岩場を走るトレイルランの大会は全国的にも珍しいという。