!(26日、大阪国際女子マラソン)

 松田瑞生がファイナルチャレンジの設定記録を35秒上回り、現時点で3人目の五輪代表に近づいた。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「序盤から力が入り過ぎているのではと心配したが、堂々と走り切った。去年1年間は苦労したと思うが、戻ってきてくれてうれしく思う」と喜んだ。山下佐知子五輪強化コーチも「2時間20分台の自己記録を持つアフリカ出身選手に勝ったことが大きい。自信につながる」と評価した。

 3月8日に開催される名古屋ウィメンズでは松田が記録した2時間21分47秒を破ることが目標となる。高いハードルとなったが、突破の可能性があるのは、MGCの序盤に積極的なレースをした一山麻緒(ワコール)と見る。2時間21分36秒の自己記録を持つ安藤友香(同)も完全復調なら候補の1人にはなるだろう。

 五輪のコースが東京から札幌に移転し、天候によっては高速レースが予想される。世界記録が2時間14分台に突入した中、日本勢の戦う術は多くはない。ただ、五輪代表の最後のひと枠に、設定タイムを破った「スピード選手」を選ぶことが本番でも奏功するかもしれない。(堀川貴弘)