! 東京都が各国の大使に、今年の「東京マラソン2020」への参加を呼びかけている。都は「東京の観光や文化を各国に伝えてもらうため」としているが「東京五輪のマラソン会場が札幌に移転されたことも関係しているのでは」とみる大使もいる。

 3月1日に開催の東京マラソンの参加呼びかけの書簡は、昨年11月8日、小池百合子知事名で、各国大使館にあてられたもの。約150の大使館に送られ、大使自身か館員の1人が参加できる、としている。条件は「フルマラソンを6時間40分以内で完走でき、東京の魅力や東京マラソンに関して、自国に向けて情報発信できる方」となっている。参加料は1万6200円で一般参加者と同額だ。

 都オリンピック・パラリンピック準備局東京マラソン企画担当によると、これまで大使館員が参加したことはあるが、今回のようにまとまって大使館に呼びかけたのは初めてという。東京五輪のマラソン会場の札幌移転が決まったのは昨年11月1日。突如わいた話に、慌ててトレーニングを始める大使もいる一方で、「マラソンを札幌にとられた都知事が落胆し、東京マラソンに大使たちを呼んで東京の評判を高めようとしているのではないか」とみる大使もいる。

 担当者は「札幌の発表の直後で時期が重なったが、大使館への呼びかけは昨年の夏から考えていた」と説明。「東京五輪の年なので、東京マラソンの魅力を海外に発信する絶好のチャンスを生かしたかった」と話している。(平山亜理)