! 三重県鈴鹿市で事前キャンプ中の英国パラスイミングチームの選手ら13人が22日、地域交流で同市の鈴鹿医療科学大学を訪ねた。キャンパス内にある「鈴鹿ロボケアセンター」で身体機能回復などに使うロボット型スーツを試し、久しぶりに動いた腕や足に感激する選手もいた。

 ロボット型スーツは、体を動かそうとする時の脳や体の信号を読み取って補助装置を動かす。車いすの人でも両足で歩くことが可能になるという。

 2019年の世界パラ水泳の50メートル自由形で銀メダルを獲得したスザンナ・ヘクトさん(31)は、23歳の時の乗馬の事故で両足が不自由に。スーツを着け、8年ぶりに自分の意思で足を動かし、室内を何度も往復した。見守った大学の学生らの拍手を浴び、「最初に足が前に出た時は泣きそうになるほど。このまま、ずっと歩き続けていたい」と笑顔を見せた。

 23日もほかの選手ら12人が訪れる。(中根勉)