現地1月15日、NFLダラス・カウボーイズの本拠、AT&Tスタジアムで行われたインターナショナルボウル2020。U18高校日本選抜対U17米国代表の一戦は28対20でU18高校日本選抜が勝利した。

試合は序盤からU18高校日本選抜が主導権を握った。第1Q3分30秒にQB庭山大空(立命館宇治3年)からパスを受けたWR鈴木崇与(箕面自由学園3年)が、70ヤードを走りきって先制TD。TFPは崩れたが、ホルダーの庭山がパスコースに出たDB藤沢陽(啓明学院3年)にパスを決めて2点獲得に成功した。

第1Q終盤、パントリターン時のファンブルでU17米国代表にゴール前30ヤードからの攻撃を与えてしまい、第2Q序盤にTDを奪われて1点差に。さらに直後の攻撃でインターセプトリターンTDを許してしまい8対14と逆転された。しかし、U18高校日本選抜は怯むことなく攻め続けた。

直後のキックオフリターンでWR鈴木絢真(箕面自由学園3年)が敵陣35ヤードまで戻すビッグリターン。これを第2Q2分52秒にQB庭山からWR滝澤叡(法政二高3年)への8ヤードTDパスにつなげて再逆転に成功。さらにQB小林宏充(佼成学園3年)を起用した自陣19ヤードからの攻撃機会には、RB安村充生(早稲田実業3年)のランと、鈴木(崇)へのパスで前進し、安村の6ヤードTDランで締めくくってリードを広げた。

守備もよく耐えた。第3Q最初のU17米国代表の攻撃には、ゴール前36ヤードに攻め込まれた。しかし、LB林正也(立命館宇治高3年)、DL鎌田泰成(慶應高3年)、DB鈴木怜央(関大一高)らが粘り強くタックルしてFGに押さえた。

第3Q終盤にはU17米国代表のパントリターン時のファンブルをLB林が押さえて敵陣38ヤードからの攻撃機会を獲得。これを第3Q10分10秒に庭山からWR横山智明(関大一高3年)への5ヤードTDパスにつなげた。

第4QにはU17米国代表にゴール前6ヤードに迫られるピンチを招いたが、相手の反則とDBDLトゥロタ―・ショーン(関学高3年)のロスタックルでU17米国代表を押し下げて、DB波田和也(箕面自由3年)のパスカットでTDを阻止し、FGに押さえた。

残り3分41秒、自陣10ヤードからのU17米国代表の攻撃は、DB藤沢がインターセプト。敵陣42ヤード、残り2分54秒で攻撃権を得たU18高校日本選抜は庭山とRB北原健作(佼成学園3年)のランで時間を消費。残り4秒の米国最後のプレーは、DB須川宗真(佼成学園3年)がインターセプトに仕留めて勝負を決めた。

 

ゲームMVPは5捕球134ヤード1TDを挙げたWR鈴木(崇)が受賞した。

インターナショナルボウルは、日本のU18高校選抜チームを米国人コーチ陣が1週間指導してチームを組み上げて試合をする強化プログラム。今回はPJ・ギブス・ヘッドコーチをはじめ、米国の高校で長年のコーチ経験のあるメンバーが指導にあたった。

「日本の選手たちは事前にプレーブックをよく勉強して臨んでくれた。教えたこともすぐに吸収し、できるようになってしまうのにも驚かされた。日本の高校生たちを指導できたことを誇りに思う」と、コーチ陣は口を揃えた。

試合の様子は以下でご覧いただけます(USAフットボール公式youtube)