! 今夏の東京パラリンピックを盛り上げようと、東京都が設置した懇談会が15日、東京国際フォーラム(千代田区)で開かれた。3回目となるこの日は、心のバリアフリーをどう進めるかといった課題について、有識者やパラアスリート、著名人らが議論を深めた。

 都内では、駅のホームドア設置などの整備が進んでいる。日本大学の稲垣具志助教はこうした取り組みを評価しつつ、市民それぞれも困りごとを抱える人に気付き、支援することが重要だと話した。俳優の風間俊介さんも「障害のある人の助けになりたいと思う気持ちは素晴らしいが、一線を引いてしまうことでもある。困っている人がいれば助けるという大きな枠組みで挑めれば。それが、ひいては障害がある人を助けることになるのではないか」と述べた。

 視覚障害がある東京大学大学院の星加良司准教授は「パラリンピックは感動を生み出すコンテンツだが、気をつけないと心のバリアフリーの観点からは逆行する可能性もある」と問題提起。パラスポーツは多様な人が参加し、公平な競争ができるように作られているとし、公平な社会の実現について考える契機とすべきとした。