昨秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)は日本中が沸いた。愛知県一宮市は優勝した南アフリカの公認キャンプ地で、光明寺公園球技場での練習が公開されると、平日にもかかわらず3500人が詰めかけた。ラグビー人気は高まり、スクールに入るちびっ子が増えている。

 37歳になった兼松由香もかつて、ちびっ子選手の一人だった。2016年リオ五輪の日本代表だ。

 一宮市出身。保育園年長組になる5歳の春、日曜にラグビースクールに通う兄・本間隆浩(42)について行くうちに誘われ、練習するようになった。光明寺公園球技場が国体のラグビー会場に整備される前の芝のグラウンドを駆け回った。