「金メダルを持ってきましたー」。そう話すと児童の歓声が体育館に響いた。「えっー」「触りたいー」。昨年12月、都内の小学校で開かれた講演会。2年生70人を前に高橋勇市さん(54)が語りかけた。

 「頑張れば、金メダルは取れる。努力すればいつか夢はかなう」

 テーマは「夢をあきらめない」。生い立ちや金メダルへの道のりを話す高橋さんに、児童たちが耳を傾けた。「ちゃんと頑張っていれば、いづがいいごどあるがらな」。ことあるごとに自身が励まされてきた母満紀子さん(78)の言葉だ。その気持ちを伝えた。