11日、日本山岳・スポーツクライミング協会が行った2019シーズン表彰式でスポーツクライミング部門の優秀選手賞を受賞した楢崎智亜が、表彰式後に報道陣の囲み取材に応じ、今オフのトレーニングや五輪に向けての思いなどを語った。楢崎の主な一問一答は以下の通り。

-ついに2020年を迎えたが。
「緊張というよりかは、ついに来たなという感じでワクワクしている」

-冬はどのようなトレーニングを?
「姿勢だったり、フォームを変えた。弱点だと思っていた部分があったので、そこが改善できて今年はかなりいいんじゃないかと思う。リードにもかなり生きてきて、以前のポジションだと上腕だったり、背中がすぐに疲れてしまって、コンバインドの最後のリードでうまく粘ることができなかったが、姿勢を変えることで疲れにくくなるので、最後まで戦えるかなと思う。胸に厚みが出て、体形も去年とは違ってきている」

-どういう狙いで?
「コアがブレないようにしながら登っていく課題が弱点で、そのトレーニングを多めに取り入れている。力を上げるというよりも安定させて登るという感じ。登る前に体幹周りの筋肉に刺激を入れることも意識している」

-毎年少しずつモデルチェンジしている?
「はい。車みたいですね(笑)。今年はいいところは残しつつ、結構フルモデルチェンジくらいした感じはある。(去年の世界選手権優勝は)課題の相性だったりもあるかなと思っている。今年の方が何でも対応できると思う」

―モデルチェンジによって、犠牲になるものがあるとしたら?
「スピードはタイムが落ちた。引き方だったり蹴り方が変わって、(体の)使い方が変わったので。最近は少しづつ(タイムが)戻ってきている」

―今年のピークの持っていき方は?
「基本的には去年と一緒で、世界選手権がオリンピックになったかなという感じ。ボルダリングW杯の出場も3~4戦くらいを予定している」

-2020年の目標、テーマは?
「目標は金メダル。テーマは『止まらないこと』。成長し続けることを止めないようにしたいと思う。みんなもすごく強くなってくると思うし、ライバルたちと競い合うのがすごく楽しみ」

-五輪は競技人生の中でどういう位置づけ?
「最大の大会が来るなという感じ。ここで優勝したらものすごい自信になると思う」

-自国開催の五輪というのは、特別なものが?
「相当力になると思う。プレッシャーも普段より大きいと思うが、そこは力に変えられると思う。緊張してもしょうがないということはもう分かっている。緊張してもしなくても、やることは一緒。マイナスなことは考えずに、『応援してくれている』というプラスなことだけを取り入れてやっていく」

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編集部