公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は11日、都内で山岳部門とスポーツクライミング部門の2019シーズン表彰式を行い、スポーツクライミング部門で楢崎智亜、野口啓代らが優秀選手賞に選出された。

 昨シーズンの活躍が顕著だった選手や功労者が表彰される本式典。スポーツクライミング部門では、昨年の世界選手権で五輪代表に内定した楢崎智亜、野口啓代と、コンバインド種目で世界ユース選手権のカテゴリー別王者に輝いた天笠颯太、関口準太、平野夏海の合わせて5名が表彰を受けた。野口は平成24年度からはじまった同部門において最多を更新する6度目の受賞となった。

 壇上で今年の抱負を問われた楢崎は「しっかりと準備をして、もう1度世界一になりたい」と話すと、「最高の2020シーズンを迎えることができた」という野口も「最高のパフォーマンスを皆さんに見せたい」と続け、来るべき夏の大舞台に向けて意気込みをみせた。

楢崎智亜コメント
「2019シーズンの応援ありがとうございました。昨年はその応援の力もあり、年間チャンピオンそして世界選手権での優勝を達成することができました。2020年の最大の目標はオリンピックでの金メダルなので、そこまでにしっかりと準備をして、最大のパフォーマンスを発揮して、もう1度世界一になりたいと思います。応援よろしくお願いします」

野口啓代コメント
「2019シーズンは一番大きな目標だった世界選手権でオリンピックの内定を頂くということができて、最高の2020シーズンを迎えることができたと思っています。東京オリンピックは競技人生で最後の大会にしたいと思っています。今年でクライミングを始めて20年、競技を15年やっているんですけれども、最高のパフォーマンスを皆さんに見せられたらいいなと思っています」

天笠颯太コメント
「2019年は初めてユースの日本代表になることができて、その初めての国際戦で優勝することができました。その結果は僕自身とても自信につながったし、これから2020年、シニアの大会で国際戦やBJC(ボルダリングジャパンカップ)、LJC(リードジャパンカップ)で活躍するためのすごい自信になりました。今年は、まずはBJC、LJCなど大きな国内大会が続くので、その大会でいい成績を残して、W杯に出場して、シニアの大会でも活躍できるように頑張っていきたいと思います」

関口準太コメント
「(2020年への意気込みは)初めて出場するBJCはまだまだ自分には程遠いところなので、経験だと思って頑張っていきたいです。今年はユースA(カテゴリー)に上がるので、上の人たちともしっかり戦えるくらいの力をもって挑みたいと思います」

平野夏海コメント
「昨年は3種目でW杯に出場して、ユースの代表としても世界で戦うことができて、とても経験を積めました。今年はその経験を活かして、表彰台に上がったり、より活躍できるようにしたいと思います」

2019シーズン JMSCA表彰式 受賞者一覧

<山岳部門>
【日本山岳グランプリ】
池田 常道
【加盟団体推薦表彰】
高橋 時夫(岩手県山岳・スポーツクライミング協会)
工藤 洋司(岩手県山岳・スポーツクライミング協会)
上杉 純夫(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)
女屋 等志(群馬県山岳連盟)
秋山 教之(山梨県山岳連盟)
加茂 隆弘(大阪府山岳連盟)
伊藤 克己(滋賀県山岳連盟)
【指導委員会推薦表彰】
瀬籐 武(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)
川端 満(青森県山岳連盟)
植木 孝(栃木県山岳・スポーツクライミング協会)

<スポーツクライミング部門>
【優秀選手賞】
楢崎 智亜(TEAM au)
野口 啓代(TEAM au)
天笠 颯太(日本大学)
関口 準太(真岡市立真岡中学校)
平野 夏海(国士舘高等学校)

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取材・文・写真

編集部