昨年9月、ロンドンで開かれたパラ競泳世界選手権。愛媛県今治市の山口尚秀さん(19)は男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で1分4秒95の世界新記録を出し、金メダルを獲得した。競泳陣では、2020年東京パラリンピックの代表決定第1号。注目の新星だ。

 世界記録を出せたのは声援を送ってくれた多くの人たちのおかげで、ありがたい。自分がこれまで努力してきてつかんだ記録なので純粋にうれしいと思いました。幼いころから、祖父母に連れられてクアハウスに行っていたので、泳ぐことにはそのころから興味がありました。スイミングスクールには小学4年生から通い、水泳に関するいろいろな人たちとふれあう経験をしてきました。

 昨年2月、ワールドパラスイミングワールドシリーズのオーストラリア・メルボルン大会。国際大会のデビュー戦でいきなり2位に入った。急成長を遂げ、世界選手権後のジャパンパラ水泳競技大会でも大会新記録で優勝した。取り巻く環境も大きく変わった。