第98回全国高校サッカー選手権大会は3日、3回戦があり、新潟県代表の帝京長岡は等々力陸上競技場(川崎市中原区)で神戸弘陵学園(兵庫)と対戦。5―0と大勝し、8強入りを決めた。

 帝京長岡は0―0で迎えた後半6分、FW矢尾板岳斗選手(3年)が左サイドを駆け上がったMF本田翔英選手(同)からのパスを左足で流し込み先制。同15分にFW晴山岬選手(同)がMF田中克幸選手(同)の右からのクロスに頭で合わせて追加点を挙げると、同34分からは5分間で3得点した。

 5日は準々決勝があり、チーム初のベスト4をかけて仙台育英(宮城)と対戦する。古沢徹監督は「(8強止まりだった)昨年超えられなかった壁。大量得点で浮いた気持ちを引き締め直して臨みたい」と話した。

■ヘッドもお任せ エースがハット

 FW晴山岬選手がヘディングシュートで3得点し、2大会連続のハットトリックを達成した。

 足元の技術に優れ、J2町田入りが内定しているエースストライカー。頭でのゴールは少なく、実は苦手意識もあった。大会前、毎日のように約50本、チームメートにクロスを挙げてもらいヘディング練習を積んだ。頭を振りすぎず、ボールに合わせる感覚を身につけたという。

 取り組んだのは、「チームの得点の幅が広がると思った」からだ。ドリブルで突破を警戒して相手の守備陣が中央に集まり、サイドからのクロスに合わせる機会が増える。そんな予想が的中した。

 今大会2試合で4得点。前回の自身の得点数と並んだ。「自分が点を取ってチームを準決勝に導きたい」と力強く話した。(谷瞳兒)