第96回箱根駅伝(来年1月2日、3日)の区間エントリーが29日にあり、出場する10選手が発表された。ただ、レース当日の選手変更も可能なため、エース格の選手を補欠として登録した大学も少なくない。とくに今回の箱根は実力伯仲の「戦国駅伝」。各大学の監督の口は堅く、早くも探り合いが始まっている。

 当日の変更は往路、復路あわせて最大4人まで可能で、区間エントリーされた選手同士の変更はできない。11月の全日本大学駅伝を制し、箱根2連覇をめざす東海大は主将の館沢亨次(4年、埼玉栄高)、前回7区で逆転につながる快走をみせた阪口竜平(4年、京都・洛南高)を補欠に回した。両角速監督は「不測の事態を考えながらやっているので、ある程度は力のある選手を外しておかないといけない。復路での逆転をもくろんでいる」と説明した。

 2大会ぶり5度目の優勝を狙う青学大も、エース区間の2区に故障明けの岸本大紀(1年、新潟・三条高)を登録。前回9区区間賞の吉田圭太(3年、広島・世羅高)を補欠登録し、原晋監督は「隠し玉も含めて予定通りのエントリーができた」とにやりと笑った。「すべての選手が区間3位以内で走ってほしい。今回は『超戦国駅伝』なので、1人でも区間2桁順位なら優勝どころかシード権争いも厳しくなる」