ジャマイカ代表戦のため来県したサッカーU22(22歳以下)日本代表が27日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市平野町)を訪れた。献花して折り鶴を納め、被爆地で試合をする意義について考えた。

 選手らは祈念館の担当者から原爆投下当時の様子を聞き、「原爆犠牲者の名簿には、いまだに毎年3、4千人の名前が追加される」という説明を、神妙な面持ちで聞いた。納めた折り鶴は被爆地での試合に向け、全国のサポーターから贈られたもので、日本サッカー協会によると4800羽が集まったという。

 森保一監督は小学校から高校まで長崎市内で暮らし、選手、監督としてサンフレッチェ広島で活躍。毎年8月、ミーティングで選手たちに原爆が投下されたことを伝えている。

 28日、トランスコスモススタジアム長崎(諫早市)である試合に向けては「選手たちには平和だから自分の好きなことができるという幸せをかみ締めてプレーしてほしい」と語った。(弓長理佳)