来年1月に高校ラグビーの聖地・花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われる合同チームの東西対抗戦のメンバーに、県内から唯一、静岡東高の田沼樹(たつき)さん(3年)が選ばれた。同校は部員不足で全国高校ラグビー大会の県予選に出場できなかった。最後の最後に巡ってきた「花園」の舞台に「3年間の練習の成果をぶつけたい」と意気込んでいる。

 ラグビーを始めたのは中学3年の秋。ワールドカップで日本代表が南アフリカ相手にあげた大金星に「心が震えた」。

 静岡東高に入学し、ラグビー部に入部すると、部員はわずかに4人。1年生はマネジャーと自分だけだった。少人数でタックルの練習を繰り返し、他校の練習にも参加。自主練習では一人、低い姿勢で壁を押し、体幹を鍛えた。寂しさもあったが、「少人数だから集中でき、他校の人とも仲良くなれた。かけがえのない経験だった」と振り返る。