選手との対立が表面化して混乱に陥っていた全日本テコンドー協会は26日、東京都内で臨時総会を開き、検証委員会が推薦した11人の新理事を全会一致で承認した。その後の臨時理事会で、日本卓球協会名誉副会長の木村興治氏(79)が会長に選ばれ、新体制が発足した。前会長の金原昇氏ら前体制の理事は総辞職した。

 新しい副会長にはバスケットボールBリーグ千葉会長の島田慎二氏、専務理事に弁護士の岸郁子氏、常務理事に全日本柔道連盟理事の田辺陽子氏と税理士の須永功氏が就任した。

 木村新会長には検証委の境田正樹委員長(弁護士)から詳細な報告書が提出された。境田委員長は報道陣に「(前体制に)ガバナンスコード上の違反はなかったが、正常な運営ができていなかった」と話した。

 木村会長は「(新役員で)知見を出しあって、新しいテコンドー協会をつくり上げていきたい」と抱負を述べた。金原前会長については「何かの役職をお願いすることは現時点では考えていない」と話した。

 金原前会長は「すべての(混乱の)原因はひとえに私の管理不足にある。協会がより高いステージに上がるため、次の理事の方に託した」と語った。

 25日に男子選手から提出された東京パラリンピック選考基準の見直しを求める「要望書」は、取り上げられなかった。選手側は27日にも日本スポーツ仲裁機構に申し立てるという。