来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で2連覇をめざす東海大で、最新の機能を備えた動作解析装置が完成した。屋内でベルト上を走るトレッドミルに、地面からの反発力を測定できるなど複数の機能を加えた。高校時代に活躍した選手がそろって入学した「黄金世代」も最終学年の4年生。「彼らの卒業前に完成してよかった。彼らの走りのデータを次の世代に生かしたい」と西出仁明コーチは話す。

 走る速度は上限で時速25キロまで設定できる。体の40カ所以上にマーカーをつけてベルト上を走ると、天井に複数設置した赤外線カメラが様々な角度からマーカーをとらえ、体の動きを3次元のモーションキャプチャーとして画像化する。

 ベルトの下には「フォースプレート」と呼ばれる装置が埋め込まれている。足が接地したときに地面から押し返してくる力の大きさと向きを測定でき、個々の選手の走りの特徴をデジタル化して記録できる。

 両角速・東海大駅伝監督は、高地トレーニングも重視するなど「科学的なアプローチが東海大の特色」と話す。

 4年生が話し合って決めた東海大のスローガンは「令和の常勝軍団」。黄金世代の走りのデータを財産にして、彼らが卒業したあとも「常勝」にひと役買う装置になるだろうか。(酒瀬川亮介)