ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、日本代表を初めて8強に導いたリーチ・マイケル主将(東芝)が24日、東京都内で記者会見し、来月12日に始まるトップリーグに気持ちを切り替えるため、W杯関係の用具やジャージーを手放したことを明かした。「ゼロからスタートしたい」と言う。

 日本中を熱狂させた2019年を「キャリアのてっぺん」と表現しつつ、「どこにいってもW杯の話になる。W杯で使った用具は東芝の仲間にあげたり、代表ジャージーを大切な人に贈ったりしている。W杯のものを外して、一度ゼロにしたい」と言葉に力を込めた。

 W杯の活躍で国民的ヒーローになり、どこにいても声をかけられるようになった。「15年のW杯後も環境が変わったけど、今回は気付かれることが多くてびっくりしている」。反響の大きさはうれしいけれど、09年シーズン以来リーグ優勝から遠ざかる東芝を復活させたい気持ちが今は強いようだ。来年の目標を聞かれ、「東芝のジャージーに優勝の星をもう一つつけたい」と色紙にしたためた。(野村周平)