人が暮らす地域で積雪が日本一深いのは山形県西川町志津地区だ――。小川一博町長らが14日、町内で「日本一の『月山』雪国宣言」をした。志津地区に気象庁の観測地点はないが県の観測地点があり、酸ケ湯(青森市)や肘折(大蔵村)の積雪の最深記録を頻繁に上回っていたことから、観光資源として前面に押し出すことにした。

 宣言は月山スノーシューパーク開きに合わせた。「日本一」は積雪深のほか、11~7月末までの「雪に親しむ期間」、月山の夏スキーを始めとする「スキーができる期間」、ブナ林と雪解け水がもたらす「雪の食文化『山菜料理』」の計4項目。小川町長は現在約60センチの積雪を「少ない」と指摘した上で、「町のシンボルである月山の雪を大きな観光資源として、雪の活用日本一をめざす」と誓った。

 月山山麓(さんろく)にある志津地区には、目盛り付きの約7メートルのポールが立つ。冬は毎日、隣の旅館主らが積雪深などを県に報告している。1974年2月には790センチを観測したという。