長野市議で「信州プロレス」代表の覆面レスラー、グレート無茶(むちゃ)氏(47)の議会でのマスク着用問題が再燃した。第2会派から「公式に認められていない」と待ったがかかったためだ。「各会派に素顔を見せること」。市議会は13日、こんなルールを明確化することで容認することを決めた。

 9月の市議選で覆面姿のまま選挙運動をしてトップ当選した無茶氏は、議会でも着用を希望。試合用のマスクを目元の表情が分かるように改良し、所属する最大会派・新友会をはじめ、各派の代表者会議でも容認された、としていた。

 ところが、代表者会議は慣例で議事録がないことから、第2会派・改革ながの市民ネットが「公式に許可するという記録が残っていない。本人にとっても不安定なことだ」と問題視。市議会の議会運営委員会で着用を認めた上で、議長が許可すべきだと提案した。

 また、同会派は条件として、(1)議場に入る際に議会事務局などが本人確認(2)覆面拒否の懸念がある行政視察などで議員の調査権が制約されないように対応(3)マスクを脱いで本人の素顔を各会派に見せる――の3点を求めた。

 13日の議運では、こうしたルールの明確化とともに無茶氏のマスク着用が了承された。

 無茶氏は取材に「既に解決済みのことと考えていた。詳細を聞いていないので内容についてはコメントできないが、私の意見も聴いて欲しかった」と話した。(北沢祐生)