福岡県久留米市を本拠とする女子ラグビーチーム「ナナイロプリズム福岡」が10日発足し、来年の東京五輪7人制ラグビー女子でメダルを目指す日本代表(サクラセブンズ)の主将を務める中村知春選手(31)がゼネラルマネジャー(GM)兼選手で参加することなどが発表された。

 一般社団法人「ナナイロラボ」(村上秀孝CEO)が運営する。世界と戦えるチームに発展させることを柱に、久留米市と協力しての地域・社会貢献活動や、スポーツ傷害の問題解決に取り組んでいくという。

 チーム名には選手がそれぞれの色で光り輝くようにとの思いが込められた。初年度は20人ほどのチームを想定しており、リオデジャネイロ五輪代表の横尾千里選手(27)らも加入。まず、7人制での日本一を目指す。中村選手自身、東京五輪へ向けた合宿などで多忙だが、「ラグビーブームは来年以降が課題。女子ラグビーが文化として残るため、今から動くことが必要と思った」と話した。神奈川県出身の中村選手は福岡と縁はなかったが、試合や合宿で訪れるうちに構想が立ち上がったという。チームとして選手の就職先を探したり、引退後を見据え各種資格の取得などを支えたりする。来年1月には久留米市内で新入団選手を募るトライアウトを開く。

 久留米大が公式パートナーとなり、永田見生理事長兼学長は「大学や市も発展する大きな好機。グラウンドなどを提供し、教育プログラムの整備を一緒に取り組みたい」と話し、来春、同大に女子ラグビー部を立ち上げることも明かした。(森田博志)