サッカーJ1で最終節まで優勝争いを演じたFC東京は7日、首位決戦に敗れ、初制覇はならなかった。だが、厳しい優勝条件にも諦めず、最後まで戦う選手たちに、日産スタジアム(横浜市)まで詰めかけたサポーターは応援歌を歌い続けた。創設から20年で地域に根ざし、チーム史上最高の2位という結果に、大きな拍手が送られた。

 本拠・味の素スタジアム(東京都調布市)近くの住宅街にある米店の3代目となる白井貞男さん(49)は最後まで優勝を目指したチームに「夢をありがとう」と感謝した。サッカー教室に通い始めた長男(6)は今季、スタジアムで声がかれるほどの応援でチームを鼓舞してきた。準優勝という成績に、店の屋上に張る「FC東京in調布」も誇らしげだ。

 チームとは、Jリーグ入りする1999年の前からのつきあい。立ち上げから関わる東京ガス出身の村林裕さん(66)が地域を回っていた。「チームに加え、近くにスタジアムもできるのでよろしく」。まちで支えるピラミッド型にとの構想に興味を持った。常務だった村林さんは後日、社長を務めた。