お笑いタレントでカンボジア国籍を持つ猫ひろし=本名・滝崎邦明=さん(42)が6日朝、同国マラソン代表として、フィリピンで開催中の東南アジア競技大会に出場した。来夏の東京五輪への出場選考に重要な指標となるレースだったが、2時間53分34秒のタイムで、完走選手10人のなかで最下位の10位だった。

 猫さんは、スポーツの発展途上国の選手に割り当てられる特別参加枠(ワイルドカード)で、カンボジア代表として2016年に初出場したリオ五輪に続き、東京五輪を目指している。ただ今回の結果で、自らの成績による出場には黄信号がともった。

 この日、マニラ郊外ニュークラークの競技場であった男子マラソンには、東南アジアの計12選手が参加。猫さんはカンボジア代表として本名でアナウンスされた後、午前5時49分ごろの号砲とともに、ギャグの「ニャー」のポーズを見せながら、スタートを切った。前半はペース通りの展開だったが、後半に伸び悩み、順位を落とした。

 レース直後、朝日新聞の取材に「悔しい結果でした。完敗です」。東京五輪については、「ダメでしょう、こんなんじゃ。ほかの(カンボジア選手の)競技との兼ね合いもあるけど、こんなタイムで出ても自分が納得しない」と話した。