卓球の世界ジュニア選手権(タイ・コラート)で3種目で日本勢初優勝を果たした男女日本代表が2日、羽田空港に帰国した。女子シングルでは長崎美柚(17)が制し、女子ダブルスは長崎、木原美悠(15)組、混合ダブルスの宇田幸矢(18)、木原組がいずれも決勝で中国ペアを3-0で下していた。

 女子シングルスで優勝した長崎は準々決勝から中国選手に2連勝し、日本人対決となった決勝でエリートアカデミーの後輩の小塩遥菜(14)を4-2で下した。女子ダブルスでも金、団体では銀メダルを獲得。3つのメダルを首から下げると「重い!」と目を丸くし、「実感はないけど、勝つことができて素直にうれしい」とはにかんだ。

 同種目は2003年の第1回大会から中国勢が16連覇していた。関係者から出国前にその事実を聞き、歴代優勝者もチェック。丁寧、朱雨玲、陳夢、孫穎莎ら中国の主力の名前が並び「今はトップで活躍されてる選手ばかりで、そこに載ることができるとは全く想像もしていなかった。自分でもびっくりしてます」。今後は日本勢初の世界ジュニア女王として、24年パリ五輪での飛躍も期待される。「やっとスタート地点に立ったと思う。これからたくさん大きな大会やワールドツアーがある。次の五輪に出られるように今から準備したい」と誓った。

 一方、決勝で長崎に敗れた小塩も、14歳での決勝進出は大会史上最年少記録だった。「粘り強くできたのが勝因だったと思う。海外の試合も日本の試合でも粘って、変化のあるちょっと変わった卓球で頑張りたい」と決意を新たにした。 木原は長崎との女子ダブルス、宇田との混合ダブルスで2冠を獲得した。女子ダブルスでは11日からのワールドツアー・グランドファイナルにも出場予定で「世界ジュニアで優勝できたことを二人の自信に変えて、グランドファイナルでも優勝できたらいいなと思います」と気合を込めた。

 18歳の宇田は今回が最後の世界ジュニア選手権だった。団体では準決勝で中国に惜敗したが、混合ダブルスで雪辱。「ジュニアの大会は最後。木原選手とも絶対に中国選手に勝とうと二人で話し合っていて、優勝できて良かった」と有終の美を飾り、胸を張った。