卓球の男子W杯で日本勢で初めて銀メダルを獲得した世界ランク5位の張本智和(16)=木下グループ=が2日、国際大会3連戦を終えて成田空港に帰国した。W杯は五輪、世界選手権と並ぶ3大大会。「大きな大会でまだ結果を残してなかったので、世界選手権の次に大きな大会で決勝まで行けて自信になった」と充実感をにじませた。

 準決勝ではリオ五輪王者で世界選手権3連覇の馬龍(中国)も撃破した。昨年6月のジャパン・オープン荻村杯に続く勝利で、馬龍から日本勢で初めて通算2勝目をマーク。「(ジャパンOPは)ほぼ勢いと相手も緊張してたのがあったんですけど、世界一が決まる大会で勝てたのは本当にまぐれではないと思う。自分が考えてやってきたことが実を結んだのかな」と成長を実感する白星になった。

 3連戦の最初のオーストリア・オープンでは東京五輪のシングルス代表入りも確実となった。「まだ(正式に)発表はされてないですけど、このためにやってきたので少しホッとしました」。それでも、目標は五輪本番で結果を残すこと。W杯の決勝で世界1位の樊振東(中国)に惜敗したことへの反省も忘れず「金メダルに何が足りないかが明確になった。次は銀メダルが金メダルを変わるように残りの時間、もっと練習して試合で発揮できたらなと思います」と意気込んだ。