師走の訪れを告げる福岡国際マラソンが1日、福岡市であった。ランナーたちはそれぞれに思いを抱いて福岡の街を駆け、沿道からの声援が後押しした。

 選手たちは平和台陸上競技場のトラックを周回して福岡の街に飛び出した。日本記録を出せば東京五輪代表につながる大会。福岡市城南区の会社員佐田聡さん(60)は「緊張感がすごかった。選手には納得のいく走りをしてもらいたい」。福岡国際に15回以上出たことがある市民ランナーの消防士、纐纈(こうけつ)功さん(55)=岐阜県恵那市=もスタンドから応援した。「この大会は特別。出られるだけでうれしかった。ランナーとしてこれからも頑張りたい」

 競技場に隣接する大濠公園では、千葉県習志野市の松本重美さん(44)が出場する夫の浩(ゆたか)さん(46)を応援していた。完走を果たせば13年連続。「45歳を超えてもこの大会に出る人はなかなかいない。悔いなく走って欲しい」と見守った。