聴覚障害者が挑む「デフテニス」の世界大会で、関西大学(大阪府吹田市)の学生が女子シングルスで優勝した。体育会テニス部の2年、喜多美結さん(21)=大阪府豊中市。2年前に競技と出会い、「耳が悪いことはダメじゃないんだ」と思えた。他の学生と腕を磨き、2年後のデフリンピックで金メダルを目指す。

 デフテニスのルールは一般的なテニスと同じだが、補聴器を使わずにボールを追う。喜多さんは10月にトルコ・アンタルヤであった世界デフテニス選手権大会に出場し、女子シングルスで優勝、女子ダブルスも準優勝した。日本ろう者テニス協会によると、デフテニスの世界大会で日本代表がシングルスを制したのは初めてという。

 喜多さんの難聴が判明したのは小学4年生のころ。母親が左から声を掛けても反応できず、病院に行って判明した。原因は不明で徐々に悪化し、中学3年で補聴器が手放せなくなった。