島根を代表する観光名所・松江城の名を冠した「国宝松江城マラソン」(松江市など主催)が1日、同市内であった。2回目の開催となる今回は市民ランナーら4417人が出場した。沿道の大きな声援を背に受けながら、初冬の水の都を力いっぱい駆け抜けた。

 午前8時半、ランナーは号砲とともに発着点の市総合体育館前(同市学園南1丁目)をスタート。松江城や宍道湖などの雄大な風景を視界に入れつつ市街地を走り抜け、大根島や江島を通って中海沿いを反時計回りに一周してゴールを目指した。

 今大会にはバルセロナ五輪の女子マラソンで銀、アトランタ五輪では銅メダルを獲得した有森裕子さんや、アテネ五輪で入賞した油谷繁さんがゲストランナーとして参加し、大会を盛り上げた。

 男子の優勝は、2時間27分39秒をマークした松江市の会社員・堀尾和弥さん(24)。広島経済大陸上部出身で、学生三大駅伝の一つである出雲駅伝にも出場経験がある。「宍道湖や中海の景色を見て、ゆとりを持って走れた」と堀尾さん。女子は3時間0分25秒で神戸市の会社員・谷舞子さん(34)が優勝した。「十分に練習できなかったが、自分の走りに集中できた」と満足そうに笑顔で振り返った。(清水優志)