来年の東京五輪を記念して「国立映画アーカイブ」(東京都中央区京橋)は、過去の五輪映画23作品を上映する「オリンピック記録映画特集-より速く、より高く、より強く」を開催している。大河ドラマ「いだてん」でおなじみのマラソンの金栗四三選手から、長野冬季五輪スキージャンプの原田雅彦選手まで、貴重な映像が楽しめる。これほど大規模な五輪映画の特集は初めてという。

 金栗選手ら日本選手が五輪に初参加した「ストックホルム大会」(1912年)、陸上の人見絹枝選手が銀メダルをとった「アムステルダム大会」(28年)、冬季のサン・モリッツ大会(同)を記録した「銀界征服」の3作品は無声映画のため、弁士や伴奏などで上映する。

 ベルリン大会(36年)を描いたレニ・リーフェンシュタール監督の「民族の祭典」「美の祭典」は、ナチスのプロパガンダか、偉大な芸術か、今なお評価が分かれる問題作だ。