早田ひな(19)=日本生命=が、オーストリアOPで中国選手から今季10勝目を挙げた。世界ランクが低い選手でも実力が高い中国勢からの2ケタ勝利は伊藤美誠と2人だけ。年間17試合も自己最多で「ワールドツアーは中国超級リーグだと思ってます」と苦笑する。

 苦手意識を払拭したのは夏場だった。7月の韓国OPから6試合連続で中国勢と対戦。「昨年は『また中国か。ドローが厳しいな』と思っていたけど、勝つしかないなって」。腹をくくったことで「卓球や気持ちの面がすごく変わった。基準が中国選手になってきている」と自己分析する。

 ただ、上位6選手からの白星は伊藤の4勝に対し、早田は劉詩ブンからの1勝。「1軍のトップの選手に10勝できるようになったら、(ツアーの)プラチナや世界選手権の優勝も見えてくる。飛び級はないので、自分のペースで基準をさらに上げていきたい」と決意を新たにした。(林 直史)