雑紙でつくった折り鶴を東京五輪・パラリンピック期間中に仙台に飾ろう--。宮城県内の高校生が学校などで不用になった紙を回収し、子どもからお年寄りまで幅広い世代と鶴を折っている。来年3月で震災から9年になることにちなみ、「9千羽」が目標だ。

 仙台みやぎ2020青年部の「雑がみ千羽鶴レタープロジェクト」として今年4月から開始。24日には仙台市青葉区のエル・パーク仙台で開かれたイベント会場に机を出した。東京五輪・パラリンピックが国連の持続可能な開発目標(SDGs)の考えに沿って運営されることを踏まえ、「誰一人取り残さない社会を」と訴える。

 プロジェクト代表の中村美月さん(17)=宮城野高校2年=は「リサイクルされずに家庭ごみで捨てられる雑紙が少なくない。折り鶴は日本文化でもあるので、外国からの観光客にも喜んでもらいたい」と話す。今後も老人福祉施設などに出向いて折り鶴の輪を広げたいという。(志村英司)