紛争の影響で厳しい練習環境にあるアフリカ東部の南スーダンの陸上選手たちが2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、大会8カ月前に早くも来日した。ホストタウンの前橋市内で18日から練習を始めている。本番直前まで、市や市民らが選手たちの生活を支援する。

 来日した17~20歳の男女3人の五輪選手や男性コーチ(58)ら計5人は15日、市役所で山本龍市長を表敬訪問。男子400メートル障害に出場予定のアクーン・ジョセフ・アクーン・アクーン選手(17)は「たくさんの人に迎えられ、日本が母国のように感じた。五輪に向け全力を尽くしたい」と話した。

 練習拠点は、前橋市総社町のJR上越線沿いにある王山運動場。市陸上競技協会理事長の吉野宏さん(65)ら4人が指導する。練習初日の18日には、ランニングやハードルを使ったメニューで体を動かし、効果的に加速する重心移動などについても助言を受けた。ときおり笑顔も見せながら、汗を流した。