老朽化が進む松本平広域公園(松本市)の陸上競技場について、長野県は22日、約130億円かけて建て直す方針を決めた。2027年に県内で開催される第82回国民体育大会(国体)の開・閉会式、陸上競技の会場になっており、25年度の完成を目指す。

 同競技場は1977年に完成した。翌年に長野県で初めて開かれた「やまびこ国体」の会場になった。40年以上が経って老朽化が進むほか、メインスタンドの屋根や夜間照明などが最新の施設基準を満たしておらず、県が整備の方向性を検討していた。

 現在の建物を改修する案では、費用は約40億円で済むものの、老朽化が進むことで近い将来さらに対策が必要になる。また、公園内の別の場所に新たに建設する案では、費用が145億円とかさむうえ公園利用者に影響が出る。こうしたことから、現在の施設を取り壊して建て直す案が最適と結論づけた。

 今年度中に設計に入り、22年度に取り壊しを始め、25年度の完成を目指す。