レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)らに対するパワーハラスメント問題で至学館大監督を解任された栄和人氏(59)が、来月の全日本選手権から監督に復帰することになった。大学が20日発表した。東京五輪が近づく中で実績ある栄氏を再任する必要があり、その条件が整ったと判断したという。

 大学によると、外部コーチとして指導するなかで選手たちとの信頼関係が再びでき、監督復帰を望む声が上がった。また、部が集団指導体制に移行し、状況を大学として把握できるようになったとしている。栄氏本人については、反省の思いや、指導への強い情熱が確認できたという。

 栄氏は大学を通じ、「チャンスを頂いたことに心から感謝すると同時に身が引き締まる思い。ゼロからの出発だと思い頑張る」とコメントした。

 栄氏は昨年4月、パワハラ行為が認定され、日本レスリング協会の強化本部長を辞任。同年6月に至学館大監督も解任され、8月に大学を依願退職したが、12月に非常勤の外部コーチとして復帰していた。