「卓球・W杯団体戦」(10日、東京体育館)

 女子決勝を行い、中国が日本に3-0でストレート勝ちして9大会連続11回目の優勝を達成した。流れを引き寄せたのは第2試合に登場した19歳の孫穎莎。伊藤美誠に2ゲームを奪われ、ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームは7-10とマッチポイントを握られながら、大逆転勝ちした。

 第2ゲームまでは伊藤のフォアに力負けし、リターンでミスを犯し続けた。しかし、第3ゲームからは持ち前のパワーのあるドライブが功を奏し、相手のリターンミスを誘発。第5ゲームは7-10から5連続得点で勝利を収めた。

 今年のアジア選手権王者。伊藤と同じ19歳で、誕生日は2週間遅いだけ。伊藤について「非常に実力、能力の高い選手。年も一緒で、これから何年も対戦していくのではないかと思う。伊藤選手からはたくさん学ぶことがある。例えば試合に対する態度とか、試合の中での臨機応変な対応とか、たくさん学ばなければいけないと思っている」と尊敬の念を口にした。

 追いかける展開を強いられ続けながら、強烈な粘りが実を結んだ伊藤戦。激闘について「この試合でたくさん鍛えさせてもらった。チーム全体の中で自分の試合が非常にカギになると思っていた。今後、自分の成長にとってもたくさんプラスになる部分があると思う。心の中で絶対に勝つという信念を持って、チームメート、監督からいろいろと励ましてもらった。心の中でずっとギブアップしていなかったから勝てたと思う」と、勝因を分析していた。